バストが離れて形が崩れているなど、自分の胸に不満を持つ女性は多いと思います。しかし、バストを美しく整えるには、胸の大きさや年齢は重要ではありません。

では美しいバストを手に入れるためには、何をすると良いのでしょうか。

この記事では、バストアップのためのマッサージや生活習慣を改善して、体をケアする方法について紹介しています。

 

美しいバストとは

誰もが憧れる美しいバストとはどのようなものでしょうか？多くの女性が胸の大きさを気にしがちですが、最も重視したいのはバランスがとれているかどうかです。

たとえば、鎖骨の真ん中にある窪みとバストを結んで、正三角形になれば美しい形といえるでしょう。もし三角形の形が歪んでいるときには、垂れ乳や離れ胸の状態なので、バストのケアが必要です。

またバストと体の境界線が、はっきり浮かび上がっていれば、胸の大きさに関係なく美しいバストといえます。

普段からワイヤーが入っていないブラジャーやカップ付きの下着を着用しない人は、この境界線があやふやになる傾向があります。

 

今すぐにケアが必要なバストとは

お手入れしていないバストは、そげる、たわむ、広がる、の順に変化していきます。

まず1つ目は、バストの上側の分量が落ちて、痩せこけたようなイメージを抱かせます。

続いて胸全体に若いときのようなハリがなくなり、全体的にたわみ始めます。

そしてバストが下向きになり、外に流れて広がると美しいバストとはいえなくなります。

 

バストアップのポイントは血液とリンパの流れ

バストアップに重要なのは、質の良い脂肪がバストに付くように助けることです。

血液やリンパの流れが改善されれば、バストアップと関係の深い乳腺まで栄養素が運ばれ、大きく美しいバストを手に入れることが可能です。

反対に血液の流れが悪くなると、胸のハリが無くなりバストダウンを引き起こす恐れもあります。

自分の体に合っていない締め付け気味のブラジャーを着用していたり、バストを圧迫させるパット着きの下着を着ていたりすると、血液の流れが悪くなるので注意しましょう。

 

体を暖めることがバストアップをするためのケアになる

胸を美しく整えてバストアップをするためには、体を冷やさないことが大切です。

毎日の生活習慣を改善する簡単な体のケアでも、バストアップには十分な効果を発揮します。

たとえば、お風呂で40度のお湯にゆっくり浸かり、乳腺に刺激を与えるケアができます。バストアップに効果的をもたらすお風呂の温度は、42度以下といわれていて、ゆっくり汗が出るくらいの時間浸かることをおすすめします。

もし、普段から汗が出にくいと感じている人は、入浴するまえに白湯を飲むと、体の内側から温まり、短い時間で基礎代謝が上がり汗をかきやすくなります。

 

体温の上昇はバストアップに欠かせないので、適度なお湯に浸かり体を温めたり、就寝するときにも、腹巻きなどを身に付けて、お腹の周りや足首が冷えないように気を付けましょう。

使い捨てカイロをへその下と背中に貼ると体が温まるという人もいます。

バストアップをするためには、36度から37度の体温を維持することが重要で、普段の生活のなかでホルモンの分泌を上げるケアをすることを心がけましょう。

 

バストアップをするための体のケアと飲食

冷たいドリンクが好きな女性で、冷え性を持っている人も少なくありません。

そのため、冷やした水でなく常温の水を飲んだり、アルコールもお湯割りに変えたりすると体を冷やすことなく温めてくれます。

しかし、無理をしてストレスが増えてしまうとバストアップを促進しないので、１日に1杯だけ冷えたものを飲むなどのセーブも必要です。

 

正しい姿勢とマッサージはバストアップのためのケア

パソコンやスマホを使う人はどうしても猫背になりがちです。肩を丸めて長い時間過ごすと、首や肩、それを支える胸の筋肉が固まって、正しいバストの位置や美しい形を保てなくなります。

肩が前に出るとバストを引き上げる力が弱くなるので、たるみやすくなり、筋肉の緊張で血流が悪くなってバストが小さくなります。

バストを美しい形に保つためには、大胸筋と肋骨の間にある肋間筋が要になります。猫背から脱却できるように、マッサージをして肋間筋をほぐすケアをすると、血液やリンパの流れを促進できます。

 

バストのたるみを無くし、張りのある上向きのバストにするためには、バストを支える筋肉のケアが大切です。

胸の重さを支える大胸筋や、見た目を美しくする小胸筋をケアすることで、美しいバストを保てるようになります。

大胸筋は、胸の前側の左右にあり、上腕を前に押しだす動きをする大きな筋肉です。女性が年を取るとバストが下がる原因は、胸のふくらみを支えている大胸筋が衰えて、伸びたゴムのような状態になることと関係があるといわれています。

ストレッチをして大胸筋をケアすることで、胸が下がらないようにバストを上向きにしましょう。

 

胸は正面だけではなく、横からも支えられており、支えている筋肉が肋骨と肋骨筋です。バストが離れる人はこの肋間筋が凝って、胸が広がる状態に陥ります。

マッサージをして凝りをほぐしてあげると、バストを支える力も戻ってくるので、離れた乳が真ん中に寄っていきます。

やり方は、片手で逆側のバストを少し持ち上げながら内側へ寄せて支えます。それから、こぶしを作り、第二関節を肋骨と肋骨の間に当て、支えている手とこぶしをバストに向かって滑らせます。深く息を吐きながらこの動作を3セットこなすと効果を期待できます。

 

事務仕事の人でもできるバストアップに効果的なストレッチ

まず背筋を伸ばして、胸の真ん中で両手を組みます。それから、両手の平衡を取りながら押し合います。

この体制を6秒間保ち、息を吐きながらゆっくりと力を抜きます。この動作を1セットにして5回繰り返しましょう。

効果を高めるポイントは、大胸筋に圧がかかるような体勢を取り、手の位置を胸より離した場所に置くことです。

 

別のストレッチ方法も紹介します。

肘を張って胸の前で両手の指を上下に組みます。それから肘を張ることを意識しながら、両腕を引き合います。この姿勢を 6秒間維持して息を吐きながらゆっくり力を抜きましょう。