女性らしいグラマーなボディになりたい、バストアップしたいという願いはあっても、難しいと感じていませんか？

最初は美容整形に頼らずに、自分だけでバストアップしたいと思う人が多いでしょう。

自分で行うバストアップには、サプリメントやバストアップクリームの使用などもありますが、身体を作るうえで食事は欠かせません。

この記事では、食事とバストとの関係や、バストを大きくする栄養素について紹介します。

食事とバストの関係について

食事を変えればバストアップができるのかと、疑問に感じる人がいるかもしれませんが、実際はケースバイケースです。

女性の胸の大きさは遺伝子の影響が大きく、成長期の乳腺の発達も影響されるので、25歳がサイズアップのピークで、そのあとは胸のサイズは変わらないといわれてきました。

まだバストが成長している最中であれば、食事を改善することでバストが大きくなることが期待できますが、一定の年齢に達するとバストが自然に大きくなる可能性が少なくなるともいわれています。

しかし、胸が大きくなる時期は人によって違い、遅い人では30代を過ぎてから大きくなるケースや、もともとは大きくなるはずだったのに、ダイエットのしすぎで痩せた体型でいたために胸が小さかったというケースもあります。

このようなケースでは、食生活を改善して胸に行き届く栄養が増えれば、バストアップが可能になります。

バストの構造とサイズを上げるメカニズム

バストは約1割程度の乳腺と、乳腺を保護する脂肪が約9割程度でできています。そしてバストを支える筋肉で形成されています。

乳腺は母乳を作る働きをして、女性が妊娠や出産をすると、乳腺が周りの血管から血液を取り込み、赤ちゃんに与える母乳が作られます。乳腺を保護するために脂肪がついているため、乳腺が大きい女性は脂肪の量も増え、乳腺が弱い女性は脂肪もあまりつかないことになります。

そのためバストアップをするには、乳腺を大きくする必要があり、体の脂肪を増やしたとしても乳腺が小さければ、胸のサイズは変わらないということになります。

乳腺を大きくするにはエストロゲンが大切

バストアップするためには、乳腺を大きくしなければなりません。乳腺の発達を助けるのが、エストロゲンという女性ホルモンです。

エストロゲンは、女性らしい身体を作るために欠かせないホルモンで、エストロゲンが分泌される量が増えると排卵が生じ、そのあとは別のホルモンが分泌されて、体が妊娠の準備を始めます。

エストロゲンは、女性の肌や髪の毛をつややかにしたり、乳腺を大きくしてバストアップを促したりするというはたらきがあります。

しかし、エストロゲンが分泌されれば、乳腺が自動的に大きくなるとは限らず、乳腺の中のラクトゲン受容体という部分がエストロゲンと反応して、乳腺を大きくしていきます。

エストロゲンは30代後半まで分泌されますが、ラクトゲン受容体は10代から20代がピークで、そのあとは増えないため、一般的にバストアップは25歳がピークといわれてきましたが、ピークの時期は人によって異なります。

バストアップが期待できる食物について

バストアップ効果のある食物は豊富にあるので、毎日のメニューに加えると良いでしょう。

たとえば大豆製品は、バストアップには必要不可欠です。豆腐や納豆などに含まれる大豆イソフラボンという栄養素は、女性ホルモンに似た働きして、乳腺を大きくする効果があります。

しかし取り過ぎると、女性ホルモンの分泌が悪くなる可能性もあるので、大量のイソフラボンを摂取しないように注意しましょう。

マグロには筋肉のもとになる動物性タンパク質という栄養素が多く含まれていて、女性ホルモンの分泌を増やします。またマグロには、タンパク質を体内に取り入れることを助けるアミノ酸という栄養素も含まれているので、女性はマグロの刺身を多く食べると良いでしょう。

加熱せずに生で摂取すれば、栄養を細胞に届ける酵素も取れるので、バストアップの効果が高まります。マグロの1日の摂取量の目安は刺身1人前程度といわれています。

生野菜にはボロンという栄養素が含まれており、この栄養素は女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を助けたり、血中のエストロゲンの割合を高めたりする作用があります。そのため、毎日の食事で生野菜を食べることを心がければ、乳腺を大きくできます。

なお、ボロンは熱に弱く、酸化しやすい栄養素なので、新鮮な生野菜を食べることを習慣にしましょう。キャベツの葉2枚から3枚程度が、毎日の摂取量の目安になります。

フルーツもバストアップを助けてくれます。

たとえばバナナに含まれるビタミンは、タンパク質の働きを活性化させるので、胸の張りを良くする効果があります。それに加えて、バナナにはホルモンバランスを整える栄養素も含まれており、食べると女性ホルモンの分泌が増え、乳腺の発達も助けてくれます。しかしバナナは、栄養満点な食物ではあるものの、カロリーが高いというデメリットもあるので、食べ過ぎには注意しましょう。

また、ミカンなどの柑橘類には、ほかの栄養素の吸収を助ける作用があります。

リンゴやブドウにはボロンが含まれているので、毎日の食事に加えて、さまざまなフルーツを食べると良いでしょう。

フルーツは食後に食べると消化されにくいという特徴があるので、食後のデザートとしてではなく、食前の空腹のときに食べることを心がけましょう。

牛乳やチーズなどの乳製品のなかにも、女性ホルモンの働きを助けてくれるタンパク質が多く含まれており、バストアップの期待が高まります。

牛乳を取り入れるときには、大豆製品であるきなこと一緒に飲むと、バストアップの効果が高まるので、きなこ牛乳にして毎日飲むことをおすすめします。

チーズにはタンパク質だけではなく、血行を促進するビタミンB群が多量に含まれていて、体に取り入れた栄養を胸まで届けてくれます。バストアップを目指す女性は積極的に食べると良いでしょう。

牛乳は日本人の体には合わないこともあり、飲んだあとにお腹が痛くなる人もいますが、チーズであれば心配ありません。しかし、バストアップに効果的がある食べ物でも、食べ過ぎには注意し、毎日適量を取り入れることを意識して、食生活を改善していきましょう。